orangetulip31のブログ

アロマとハーブが好き

精油の安全な楽しみ方

私は、人からアロマテラピーについて質問され、

うまく説明ができなかった場合、

また振り返って勉強し直す、

ということを繰り返しています。

 

私は以前、アロマ関連の商品を扱うお店で働いていました。

お客様から、どのような質問が多かったかというと、

「とりあえず、精油を買ってみたけど、どうしたらよいかわからない」

方が多かった、と感じました。

例えば、

瓶からどうやって出すの?

何滴入れるの?

良いって、もらったんだけど、どうやって使ったらいい?

など、

精油を初めて扱う方が多くいらっしゃるなぁ

という印象を持ちました。

 

例えば、どのようにお答えしていたかというと、

質問1

瓶からどうやって出すの?

回答

精油は、蓋を開けると、写真のような中蓋(ドロッパーといいます)

があります。

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ゆっくり斜めに傾けると、外側の穴からオイルが出ます。

真ん中の穴は空気が抜ける穴です。

瓶を逆さまにして上下に振っても、出てきません。

ここで、1滴出したいのに、一気に出てくるので、

ドロッパーが不良品では?と聞かれることもありました。

精油の種類によって、

瓶を傾けた瞬間に、速く滴下されるもの、

じーっと待って、ゆっくり滴下されるもの

があります。

 

精油の粘度が低いもの、

ブレンドでは、主にトップノートに分類される精油

速く滴下される傾向があります。

具体的には、オレンジやレモン、グレープフルーツなど、

柑橘系の精油などが該当します。

 

精油の粘度が高いもの、

主にベースノートに分類される精油が、

ゆっくり滴下される傾向があります。

具体的には、サンダルウッドやベチバー、ベンゾインなど、

根、木、樹脂の精油などが該当します。

 

質問2

何滴入れるの?

回答

精油は、植物の香りの成分が凝縮されたものなので、

原液で使う事は、おすすめしません。

多くの精油メーカーは、

精油1滴=0.05ml

に設計されています。

 

用途別に簡単に、まとめてみました。

 

☆芳香浴

1滴〜5滴

お部屋の広さにもよります。

人間の鼻は、すぐに香りに慣れてしまうので、

換気を十分に行うようにして下さい。

 

☆沐浴

全身浴 1〜5滴

部分浴 1〜3滴

を目安にお湯に入れます。

但し、精油は、水と混ざり合いません。

その為、お風呂に直接入れると、精油の原液が粒状のまま、

肌に直接触れる事もあります。

一旦、塩や、キャリアオイル(植物油)に混ぜてから、

湯船に入れて、よくかき混ぜると良いです。

実際、私は、柑橘系の精油をお風呂に入れてみたところ、

痛い事がありました。

たった数滴でも、です。

 

☆トリートメント

はじめての方は、以下の希釈濃度で肌に付ける事をおすすめします。

全身 精油の希釈濃度1%以下

顔 精油の希釈濃度0.1〜0.5%以下

 

からだに塗りたくて、買ったが、

精油しか買っておらず、キャリアオイル(植物油)を

持っていないという方もいらっしゃいました。

キャリアオイルとは?

ですが、

キャリアオイルについては、別の機会に、

語らせていただきます。

 

☆ルームスプレー

使用するお部屋の広さや精油の種類によって濃度を調整します。

 

質問3

良いってもらったんだけど、どうやって使うの?

回答

お電話で質問を受けることが多かったので、

どのように使用したいのかをお聞きして、説明していました。

プレゼントされる方も多くいらっしゃいましたので、

小さな瓶が送られてきたんだけど?

とおっしゃる方もいました。

中には、テレビでアロマテラピーが紹介され、

取り上げられた精油名をインターネットで検索して、

とりあえず買ってみた、なんて方もいらっしゃいました。

もちろん、当時は、お店の商品を売る為に、働いていたので、

ディフューザーや、キャリアオイル、アロマストーンなど、

商品を買ってもらえるようにおすすめしていましたよ。

 

アロマテラピーは、好きな精油を、1本持っていれば、

簡単に香りを楽しむことができます。

香りをかぐだけで、リラックスにも、リフレッシュにもなります。

但し、先に書きましたが、植物の香りの成分が凝縮されたものなので、

使い方を知った上で、楽しむことが重要です。

私は、これから、少しでも多くの方に、

アロマテラピーの良さを広めていけたらいいなと思っています。